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のど・気管・食道などの病気
 
●   扁桃腺炎・咽頭炎・喉頭炎
  のどが痛い、声がかれる、咳・痰が出るなどの症状が出ます。
ウイルスや細菌の感染によって、扁桃腺、咽頭、喉頭が炎症を起こしている状態です。
吸入、うがい、トローチ、内服薬の治療を行います。
扁桃腺炎を繰り返す場合は扁桃摘出術をお勧めすることもあります。

●   声帯結節・声帯ポリープ・ポリープ様声帯
  声がれが主な症状です。声の使いすぎや喫煙が原因です。
声の安静や吸入治療、禁煙指導を行います。
内視鏡下にポリープ切除を行う場合もあります。


●   咽喉頭異常感症
  のどの違和感、のどに物があるような感じが続きます。神経性の場合もありますが、ガンの初期症状の場合もあります。
また、胃食道逆流症(GERD)の一症状の場合もあります。よく原因を調べてから治療を行うことが大事です。


●   睡眠時無呼吸症候群
  異常に大きないびきをかいたり、睡眠中に何度も息が止まる状態が続く場合は、睡眠時無呼吸症候群である可能性があります。
終夜睡眠ポリグラフ検査で睡眠中のいびき、呼吸状態、血中酸素濃度を測定して診断します。
持続的陽圧呼吸(CPAP)療法や扁桃摘出術・咽頭形成術などの手術が有効な場合があります。


●   甲状腺疾患
  のど仏の下あたりに甲状腺があります。そこに腫瘍ができると首が腫れてきます。超音波検査で見つけることができます。
甲状腺はホルモンを分泌するところなので、血液検査を行い甲状腺機能を調べる必要があります。


●   喘息、慢性閉塞性肺疾患
  息切れや咳・痰が続く場合は、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の可能性があります。
これらの呼吸器疾患の診断や重症度の判定には、電子スパイロメーターが有効です。
症状の程度に応じた治療、生活指導・禁煙指導を行います。


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